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USBバスパワー連動の電源制御
PCも細かい周辺機器が多くなると、いちいちそれらの電源を入り切りするのが面倒になってくる。昔PC-9821を使っていた頃はPC本体の起動/終了に連動してON/OFFする100Vコンセントがついていたので便利だったが、最近のPCには残念ながらそういう機能は標準搭載されていない(ひょっとしてうちのだけ?)。

ただし最近のPCには標準でUSBポートがついている。このUSBの バスパワー(出力DC5V・MAX500mA)がPCの起動/終了に連動しているならそれを利用して外部機器を連動制御できるはずだ、ということで手持ちの部品で作ってみた。(なお、世の中にはPCが終了してもUSBバスパワーを切らないマシンが存在するらしい。残念ながらそういったマシンでは記載のような制御はできないので、事前に bus-GND 間電圧のチェックが必要。)

【回路図】
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・バスパワーで フォトトライアック の1次側に微少電流を流し、2次側に繋がるリレーを駆動することによって外部より引き込んだAC100V電源の接点をONするしくみ。

・USBポートを外部制御のために占有してしまうのはもったいないので、延長ケーブルから電源を拾うことで他のデバイスのポート利用を可能にした。バスパワーから拝借するのはせいぜい10mA(定格の2%)程度なので定格いっぱいの電流を使用するデバイスでない限りは接続利用に全く支障ないといえる。

・フォトトライアックは当初ゼロクロスタイプの MOC3041M でテストしていたが、最終的には非ゼロクロスタイプ S21MT1 を使った。いずれも問題なし。ちなみに前者は2個100円、後者は4個100円(秋月電子の価格)。

・ケースは透明なポリプロピレン製のミニタッパーを使用。私は最近この材料を好んで使うが、その理由は絶縁性、加工性、経済性のメリットに加えもう一つ、メンテナンスが楽だということ。下の写真参照。蓋を背面にして固定するのがポイントで、こうすると容器側の脱着はいとも簡単!同サイズ容器で作った別機能のユニットと交換するのもあっという間にできる。

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完成&取付完了(下写真)。制御も良好。写真よりも実際のLED光のほうがだいぶ明るい。熱がこもるようならケース側面に穴明しようとも思ったが、単純な連続使用では温度も上がらずその必要はなさそうだ。

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タグ : USBLEDバスパワーフォトトライアックゼロクロスポリプロピレンタッパーデバイス

2008-11-06 21:13 USB
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